女性の方は要注意!モートン病!

いい洋服やいい時計、若々しい肉体など健康やおしゃれを意識する時、男性と女性のどちらの方が多くの懸念事項があるかといえば、やはり女性だと回答する方が多いと思いますが、服装だけに限らず、特に整体に関するケガや疾患も男性よりも女性の方がたくさんあると思います。

その多くは膝や腰、骨、関節など骨格に関するものです。というのも男性よりも女性の方が元々、骨格構造が緩く、特に閉経期を迎えるとホルモンバランスの変化によって骨が脆くなってしまう傾向にあり、関節の変形などによる炎症も起こしやすくなるのです。

今回はそんな高齢女性に多くみられる足の疾患、モートン病というものについて記事を書いていきたいと思います。後述しますがこの疾患は足の指の付け根付近に痛みを感じるもので、特に仕事上、立ちっぱなしであったり、ハイヒールをよく履く方に多く見られます。それでは記事を始めてまいります。

モートン病とは?

冒頭でも触れたように足の指の間を通る神経が圧迫されることによって、中指と薬指の間にピリピリ・ちくちくとしたしびれや痛みを引き起こす神経障害の一種です。

足の裏はスネや腕とは異なり多くの骨と関節が組み合わさることで比較的自由な動きが可能になるのですが、つま先から順に末節骨(まっせつこつ)、基節骨(きせつこつ)、中足骨(ちゅうそくこつ)と親指以外は末節骨と基節骨の間に中節骨(ちゅうせつこつ)という骨から構成されています。

そして、それぞれの指の間には神経が通っているわけですが、中指と薬指の間は神経の合流地点になっているため、他よりも神経が太く、つま先立ちなどによって圧迫されることによって中足骨の間をつなぐ靱帯(深横中足靱帯)が神経を押しつぶし、モートン病を発症します。

またハイヒールの常用以外でもつま先で立つ機会が多い、しゃがんだり立ったりをよくする、ジョギング・ダンス・バレエなどをしている方にもよくみられます

モートン病にならない為には?

これには色々な方法がありますが、まずは現在、履いている靴がしっかりと自分にあっているのかを確認することと、ハイヒールなどを多用している方はなるべく柔らかいものを選んだり、足裏にかかる衝撃を軽減できるようなインソールをいれることをお勧めします。

しかし、昨今ではインソールも様々な種類のものがありますので、インソールを選ぶ参考になりそうなサイトを引用してみたいと思います。

安定性やグリップ力で選ぶ

ハイヒールを履いた時に足が前に滑ってつま先が痛くなる、あるいはスポーツのプレー中に足が横ずれしてしまう、という悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。そのまま放っておくと、転倒してしまったり、靴擦れなどにより、怪我のリスクを高めてしまいます。

怪我を未然に防ぐためにも、グリップのついたインソールや、滑り予防の機能が搭載してあるインソールを選ぶことをおすすめします。ただし、足裏の皮膚が弱い人がグリップ性の優れたインソールを使用すると、マメができてしまう可能性もあるため、必ず自分の足裏と相談しながら選ぶのが賢明です。

衝撃吸収性で選ぶ

普段ウォーキングや立ち回りの仕事など、足を使う機会が多く、足への疲労を軽減したい方は、衝撃吸収性の優れたインソールを選びましょう。特に土踏まずの部分は、スプリングのような機能を果たし、前に踏み出したりジャンプしたりするときに重要な役割を果たします。衝撃をしっかりと吸収することで、体重が分散され、足の疲労や負担を軽減することができます。選ぶ際は、踵やつま先部分の柔らかさや弾力性を実際に確認するとよいでしょう。

引用:TENTIAL

インソールはどういったものを選ぶのかも大切ですが、中敷きを入れることによって足の裏が安定するので姿勢の改善になったり、長時間歩いても疲れない、立ち姿勢のバランスが良くなり重心が安定することで外反母趾、内反小趾、偏平足、足底腱膜炎(足の裏の痛み)などの予防にもつながりますので、やはりおすすめです。

まとめ

今回は女性に多い足指の疾患モートン病について記事をかいてまいりました。文中でも触れていますが、モートン病は特に足の中指と薬指に症状が出ることが多いのですが、神経が多いことももちろんですが、やはり普段の生活からよく使用される部位だから痛みが出ているとも言えます。

そこが痛むと歩くのが億劫になってしまったり、今の時期では暑さのイライラが増幅され、精神衛生上もよくありません。また足の裏や足の健康は姿勢の改善にも繋がり、姿勢の改善は猫背などによって圧迫される肺に空気を取り込みやすくなったり、血流が改善されることによって脳に行き渡る血流も増え、集中力の増加や頭がすっきりするなどの副次的なメリットもありますので普段から姿勢や足の裏の健康には注意するようにしましょう。