女性のイライラの原因は月経!?月経前症候群!
毎月の生理がつらくてどうしようもないという女性の方は多いと思います。特に生理は個人個人によって症状の重さが異なり、同じ女性同士でも痛みやつらさを共有できない場合もあります。
あるいは痛みだけでなく、生理の前や生理中にイライラしてしまい、他人に当たってしまったり、普段だったら怒りもしないような他人の言動もいちいち気になり、人間関係に悩んでしまうといった方もいらっしゃると思います。
今回はそんな生理前~生理中に起こるイライラの原因の一つでもある月経前症候群について記事を書いてまいります。
月経前症候群(PMS)とは?
月経前症候群は冒頭で触れたように生理の前に起こるイライラや頭痛を伴う疾患で、生理前に現れ、生理が始まると収まるといった特徴があります。
また似たような症状ですが特に気持ち・感情面でうつ症状やイライラが強く出てしまう月経前不快気分障害(PMDD)という疾患もあります。
これらの疾患が起こる原因は定かになっていませんが、やはり女性ホルモンの異常が原因と考える専門家の方が多いです。生理の期間には女性ホルモンであるエストロゲンやプロゲステロンが多く分泌されますが、生理が終わりに近づくとこのホルモンが急激に少なくなり、それによって脳内のホルモンや神経伝達物質に異常を来すのが原因ではないかといわれています。
月経前症候群(PMS)の症状は?
この疾患は人によって症状の程度や期間が大きく異なっています。例えば生理の2.3日前に一気に症状が出る方もいれば不快な気分が一週間も二週間も続いてしまう方もいらっしゃいます。
具体的な症状はイライラ、情緒不安定、うつ感、注意力の低下、睡眠障害に始まり、乳房の痛み、むくみ、めまい、頭痛、肩こりや、肌荒れを始めとしたスキントラブルなども起こります。
あるいは月経前不快気分障害の場合はそれらに加えて、なにもしていないのに涙が止まらくなったり、消えない絶望感に苛まれたり、攻撃的になり他人に当たり散らしたり、モノを蹴飛ばしてしまう方もいらっしゃいます。
月経前症候群(PMS)の症状が現れたら?
まずは我慢をせずに医師の診断を受けることをおススメします。一人で悩んでいるとどうしてもネガティブな思考回路に陥ってしまい、症状が悪化する可能性がありますし、例えば家族に相談しても同性でなければその辛さや感情が変化してしまう症状を理解してくれません。
これは生理がつらくて学校や仕事を休んでしまう、といった生理困難症でも同じことがいえますが、周りの理解が得られないばかりに「彼女は怠け者である」「いつも仕事に穴をあける」など不名誉なレッテルを張られてしまう可能性もあります。
生理の経験がない男性はもちろん、女性でも「私だって毎月悩んでいるのだからあなたも我慢しなさい」と考えている方も一定数いるはずです。やはりこれらを回避するには医師による診断が必須といえます。
次に月経前症候群、月経前不快気分障害に限ったことではありませんが、自分の好きなことが出来る時間を増やすことが改善につながる第一歩だと思います。それはマッサージにいったりエステにいったり、友人とおしゃべりしたり、時には少量のお酒を飲んでみてもいいかもしれません。
もしも何もそういったものがない。という方はこれを機会にスポーツを始めてみてはいかがでしょうか。スポーツは汗を流すことで身体のデトックスが出来ますし、爽快感を得ることもできます。
あるいはスポーツが苦手だという人はストレッチやウォーキングなどもいいでしょう。ウォーキングは特におすすめです、なぜならウォーキングを行うと脳内で幸せホルモンといわれる、エンドルフィンが分泌され、知らず知らずのうちに病が改善していく可能性があるからです。
まとめ
今回は多くの場合、生理前に不快感やイライラ、情緒不安定をはじめとする身体の不調を引き起こす病、月経前症候群について記事を書いてまいりました。
文中でも触れましたが、生理特有の悩みというのは男性に限らず女性同士でもなかなか理解してもらえません。自分の症状を他人が理解してくれないというジレンマは周りに不名誉なレッテルを張られてしまったり、ココロの病が悪化してしまう原因にもなります。
ストレス社会と言われている昨今ですが、自分を守る存在はたくさんいるに越した事はありません。ですから日常的に家族や会社の同僚、上司、または友人と仲の良い関係を築く努力が大切です。
けれど運悪く、そういった事に無関心な家族や友人が多く、孤独に苛まれている方がいらっしゃれば当院にお越しください。マッサージで身体の凝りを解消し、心地よい空間で専門家に話を聞かせれば問題解決の糸口になるかもしれません。