最近太ってきた…と悩む男性必見!たった3分の「骨盤矯正スクワット」でメタボを予防しよう!
みなさん「骨盤が開くと太りやすくなる」と聞いたことがないでしょうか?
特に、骨盤の開きやゆがみを気にしている女性は多いですよね。
骨盤ベルトやクッションなど、骨盤矯正アイテムはあふれています。
しかし、骨盤のゆがみは、女性だけの問題ではないのです。
「自分は男性だから骨盤矯正なんて必要ないだろう…」なんて思っていませんか?
骨盤のゆがみは、男女問わずさまざまなデメリットをもたらします。
もっと若々しく見られたい!
昔の体を取り戻したい!
このような思いがある方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
骨盤のゆがみは生活習慣病まで引き起こす!?
骨盤は体の中心にあり、私たちの体を支える土台の役割を持っています。
骨盤の構造は、とてもシンプル。
左右一対の寛骨、仙骨、尾骨の3つの骨で構成されています。
この3つの骨のバランスが崩れ、傾いたり、ずれてしまったりすると、それが骨盤のゆがみとなるのです。
骨盤がゆがむといっても最大1センチ程度のもの。
しかし、このたった1センチの歪みが全身へさまざまな悪影響を及ぼしてしまうのです。
「妊娠すると骨盤が開く」と聞いたことがある方は多いのではないでしょうか?
たしかに、妊娠中は女性ホルモンの影響で骨盤が大きく開くようになります。
実は、骨盤には、男女ともに「朝に開き、夜に閉じる」というリズムがあるのです。
しかし、普段のクセや姿勢、運動不足などによって、骨盤にゆがみが生じるようになります。
骨盤のゆがみは、全身へさまざまな悪影響を及ぼします。
頭痛や肩こり、便秘だけでなく、メタボリックシンドローム、胃腸障害や高血圧といった生活習慣病までも招く危険性があるのです。
また、骨盤がゆがんでしまうと、体のバランスがくずれ、正しい姿勢を取りづらくなります。
その悪い姿勢のまま生活を続けると、疲れやすくなったり、血流が悪くなったりすることも…。
さらには、その影響で、冷え性やむくみなどが引き起こされることもあります。
また、内臓が圧迫され、内臓の機能が低下すると、胃や腸などの臓器が下がり、骨盤内の臓器が圧迫されるようになります。
そうすると、代謝が低下し、脂肪がつきやすくなってしまうのです。
骨盤のゆがみは女性だけの問題じゃない!
男性と女性の骨盤はどのような違いがあるのでしょか?
特に骨盤は、男女差がはっきりと表れる部分です。
この画像は、男女の骨盤を前面から見たものです。
右が男性の骨盤、左が女性の骨盤となっています。
ぱっと見ても、男性の骨盤は幅が狭く、女性の骨盤は幅が広いことが分かります。
恥骨弓の開く角度「恥骨下角」も男女で大きな差が見られます。
男性の恥骨下角が75~90度であるのに対し、女性の恥骨下角は90~125度といわれています。
また、上から見ると、男性の骨盤はハート型、女性の骨盤は楕円型になっているのが分かります。
この他にも多くの違いがあります。
骨盤の形状は、男性は高さがあるハート形だが、女性は高さが低い横楕円型だ。
骨盤の下部の恥骨下骨は、男性は逆V字型で狭いが、女性は逆U字型で広い。
女性は出産するので、骨盤腔の幅が広くなっている。
骨盤の下部の坐骨と恥骨に囲まれた閉鎖孔は、男性は卵円型だが、女性は三角形だ。
脊椎の下部、骨盤の上部にある仙骨は、男性は幅が狭く長いが、女性は幅が広く短い。
骨盤の縁にある仙骨岬角は、男性は突出しているが、女性は突出が少ない。
このように頭蓋骨と骨盤の形状で性別を見分けるポイントは20カ所以上もあるため、頭蓋骨と骨盤による性別識別率は高い。
頭蓋骨なら約90%、骨盤ならほぼ100%。
頭蓋骨と骨盤の形状や機能は、男女で生物学的な違いが顕著なので、判定が容易にできるのだ。
(引用:白骨死体から性別、年齢、身長までわかる!骨盤を見れば男か女かほぼ100%での解明―健康・医療情報でQOLを高める~ヘルスプレス/HEALTH PRESS)
これらの違いは、女性に妊娠・出産という大仕事があることに起因します。
そのため、女性の方が股関節周りが柔軟で、骨盤にゆがみが生じやすくなります。
しかし、男性の骨盤がゆがまないというわけではありません。
男性の場合、一度ゆがみが生じるとなかなか元に戻りにくいといわれています。
さらに、男性の骨盤がゆがんだ状態あるときには、女性よりも重い症状が現れやすいと考えられているので注意が必要です。
(出典・参考:男女による骨格の違い 骨盤―L’arche(ラルシュ))
無意識にやっていませんか?骨盤をゆがませる日常生活の癖
骨盤がゆがむ大きな原因となるのが、日常生活の癖です。
次のような癖がある人は、骨盤にゆがみが生じている可能性が考えられます。
・腕を組む
・座るときにいつも足を組んでいる
・立っているときにどちらか一方の足に重心をかけている
・カバンをいつも同じ肩にかけている
・デスクワークなどで長時間同じ姿勢でいることが多い
・座るときは背もたれに寄りかかっている
・移動中はずっとスマホをいじっている
また、疲れやストレス、運動不足なども影響しています。
メタボや尿漏れ予防!男性だって骨盤矯正をすべきなんです!
ここまでで、男性の骨盤にもゆがみが生じるというのはわかっていただけたかと思います。
では、次に男性が骨盤矯正を行うメリットを考えてみましょう。
中年男性の「メタボリックシンドローム」が問題視されています。
メタボリックシンドロームは食べすぎや飲みすぎももちろん大きな原因ですが、中年層に多くみられる原因は、新陳代謝の低下です。
上記にもあるように、骨盤にゆがみが生じると、新陳代謝も低下してしまいます。
新陳代謝が低下し、脂肪燃焼能力が弱まると、体に脂肪がつきやすくなるのです。
骨盤矯正を行うと、血行が改善され、余分な脂肪が燃焼されます。
また、内臓の働きも改善されるため、便秘や冷え性、新陳代謝の改善にも効果的です。
さらに、筋肉が付きやすい体へと変化します。
年を取るにつれて筋肉量が低下していくだけでなく、筋肉がつきにくくなるのです。
骨盤にゆがみが生じていると、血流が悪くなり、全身に十分な栄養素が届かなくなるため、ますます筋肉がつきにくくなってしまいます。
骨盤矯正を行い、血流を良くすることで、筋肉をつくるのに必要不可欠な栄養素も行きわたるようになるため、筋肉がつきやすくなるのです。
ただし、暴飲暴食をしていては、いくら骨盤矯正を行っても、十分な効果は得られません。
メタボリックシンドローム解消には、骨盤矯正だけでなく、食事制限も欠かせません。
また、骨盤矯正を行い、内臓の働きが改善されると、糖尿病や肥満など生活習慣病の改善も期待できます。
腎臓は、老廃物を体外に排出し、水分を調整する重要な臓器です。
腎臓の機能が低下すると、尿の量が減ったり、体のだるさやめまい、吐き気を感じたりする場合が多いようです。
腎臓病は、最も治療が困難な病気のひとつです。
骨盤矯正を行うことによって、腎臓の機能が回復し、排尿が正常になる例が数多く報告されています。
特に、男性は、年を取るにつれて、尿漏れを起こしやすくなるといわれています。
これは、前立腺が肥大化し、排尿筋が過剰に活動することが原因です。
この病気を「過活動膀胱」と呼びます。
40代以上で過活動膀胱が引き起こされることが多く、日常生活の中で尿漏れを起こしてしまうことも…。
骨盤を矯正し、骨盤周辺の筋肉を鍛えると、排尿筋や括約筋が鍛えられるため、尿漏れ対策にもなります。
たった3分の骨盤ケア方法「骨盤矯正スクワット」
手軽にできるセルフ骨盤ケアとして「骨盤矯正スクワット」をご紹介します。
特別な道具は必要なく、1日3分でできるこの方法はダイエットにもおすすめです。
1.足を肩幅に開き、つま先をできるだけ外側に開く
2.45秒かけて、ゆっくりと腰をできるだけ落とす
3.そこから15秒かけて元の高さに戻す
4.次につま先をできるだけ内側に向ける
5.45秒かけて、ゆっくりと腰をできるだけ落とす
6.そこから15秒かけて元の高さに戻す
7.つま先はまっすぐにし、上体を15秒間前へ倒す
8.ゆっくりと上体を元に戻す
この方法は、連続でやりすぎない方が良いとされています。
あまり頻繁に行うと、体が慣れてしまい、効果が薄くなってしまうのです。
しっかりとした効果を実感するためには、1週間続けたら次の1週間は休むというようにすると良いでしょう。
(参考:1か月で3kgも!?骨盤スクワットを3分でできる8ステップ―ダイエットde痩せ隊!)
まとめ
いかがでしたか?
多くの女性の悩みのタネである骨盤矯正。
男性だからといって関係のない話ではありません。
放っておくと、頭痛や肩こり、メタボなどを引き起こす原因となってしまいます。
男性は女性よりもアンチエイジングには積極的ではない方が多いですが、だからこそ周囲の男性と差をつけることができるのです。
いつまでも若々しくいたい!もっとかっこよくなりたい!という方は、ぜひ「骨盤矯正スクワット」を試してみてくださいね。