脚の長さが左右で違うかも…と感じていませんか?たった1分でゆがみを改善するストレッチ

2018年6月14日

整骨院の先生に脚の長さが左右で違うと言われた…

肩の高さが左右で違う…

なんとなく体がゆがんでいるように感じる…

 

このようなお悩みはありませんか?

 

これらの原因と考えられるのが「脚の長さの左右差」です。

 

脚の長さに左右で違いがあると、歩いているときに違和感を覚える方も多くいらっしゃいます。

また、放っておくと、脚の付け根や腰の痛み、肩こりなどにつながることも…。

 

しかし、問題は脚の長さだけではありません。

実際には、全身のゆがみが原因になっている場合が多いのです。

 

今回は、脚の長さの左右差について詳しく見ていきましょう。

セルフケアもご紹介しますので、気になる方はぜひご覧ください。

 

私たちの体は左右対称!?

みなさんは、お風呂上りなどでなんとなく鏡を見ているときに、「もしかすると、脚の長さが左右で違うかも…」と感じたことはありませんか?

 

私たちの骨格は、基本的に左右対称に作られています。

これは、左右対称の状態は、効率良く素早く動くことができるからです。

 

ただし、完全に左右対称の人はほとんどいません。

 

普段の姿勢や歩き方、癖など、さまざまな要因が積み重なることで、少しずつゆがみが発生するのです。

 

脚の長さについても、多少の違いは誰にでもあります。

多くの人に、数ミリからセンチ程度のズレがみられるようです。

 

しかし、あまりにも脚の長さが左右で違う場合は、放っておくのは危険です。

さまざまなトラブルの原因となる可能性があるのです。

 

7割以上の人に「脚長差」あり!?

脚の長さに左右で差がある状態を「脚長差」といいます。

 

上記にもあるように、脚の長さが左右で違うというのは珍しいことではありません。

実は、約70~75%の人に脚長差がみられるというデータもあるようです。

 

つまり、脚の長さが左右で同じ人の方がまれなのです。

 

足の長さが左右で違っていても、日常生活に支障がない程度であれば、気にする必要はありません。

ただし、不快感を伴い、5mm以上の脚長差がある場合は治療が必要になるとされています。

 

腰痛や肩こりまで…脚長差の悪影響

足の長さが左右で違う場合、どのような影響が出るのでしょうか?

 

特に多いのが歩き方に関してです。

なんとなく違和感を覚えたり、靴底のすり減り方が左右で違ったりすることがあります。

 

また、力の入れ方が左右で違ってくるため、筋肉の付き方も変わります。

そのため、頻繁に何もないところで転ぶという人は、脚の長さに左右差がある可能性も考えられるでしょう。

 

脚長差がひどくなると、体に余計負担をかけることになります。

 

その場合、腰痛や足の付け根の痛み、肩こりの原因になってしまいます。

また、中にはぎっくり腰になるという方も…。

 

これらの症状は、ゆがみを改善することで軽減が期待できます。

 

脚長差の原因は「骨盤のゆがみ」

足の長さが左右で違う大きな原因となるのが、「骨盤のゆがみ」です。

 

骨盤のゆがみは、大きく分けて次の3つの種類があります。

 

①左右の高さが違う

②左右にねじれている

③前後に傾いている

 

これらの3種類のゆがみが同時に少しずつ出ている場合もあれば、どれか1つのゆがみが大きく、他の2つは少しだけゆがんでいる場合もあります。

つまり、骨盤のゆがみといっても、ゆがみ方や程度には人それぞれ違いがあるのです。

 

この3種類のうち、①左右の高さが違う場合、足の長さの左右差が目立つようになります。

 

ゆがみを生む日常生活の癖

足の長さに左右差を生むゆがみの大きな原因となるのが、「日常生活の癖」です。

 

次のような癖がある人は、骨盤にゆがみが生じている可能性が考えられます。

 

・腕を組む

・座るときにいつも足を組んでいる

・立っているときにどちらか一方の足に重心をかけている

・カバンをいつも同じ肩にかけている

・デスクワークなどで長時間同じ姿勢でいることが多い

・座るときは背もたれに寄りかかっている

・移動中はずっとスマホをいじっている

・寝ながらテレビを見る

 

これらの習慣が何度も繰り返されることで、ゆがみが固定され、戻りにくくなります。

 

パソコンやスマホなどの使い方にも注意が必要です。

その他に、疲れやストレス、運動不足なども影響するといわれています。

 

これらの習慣を見直し、できるだけゆがみにくくすることも大切です。

 

早いうちに骨盤矯正を!

脚の長さが左右で違う場合、腰から背中にかけての筋肉が片方だけ縮んでいる場合が多くあります。

そのため、片方の腰やひざなどに痛みが生じたり、背中や肩、首のコリが起こったりすることも…。

 

現在何らかの症状が出ている場合はもちろんですが、症状が出ていなくても、脚の長さが見て分かるほど違っている場合は、年齢を重ねるうちに、様々な症状が起こりやすくなるため、早いうちに骨盤矯正を受けることをおすすめします。

 

左右差は誰にでもある!

骨盤矯正を行った直後は、左右差がなくなったり、小さくなったりするのは確かです。

また、矯正を続けることによって、体のバランスが良くなることもあります。

 

しかし、いくら続けたとしても、左右の脚の長さがピッタリそろい、その後まったくズレなくなることはあり得ません。

 

骨盤のゆがみの原因となる生活習慣は、今まで長い時間をかけて体に癖をつけています。

その癖を正すことは簡単なことではないのです。

 

もちろん、骨盤矯正を行う治療家にも左右差は必ずあります。

 

問題なのは、「どの程度の差なのか」「体がどのように感じているか」です。

 

たった1分でゆがみを改善する方法

それでは、最後に足の長さを整える簡単なセルフケアをご紹介します。

 

まずは、ご家族や友人に協力してもらい、現在の状態を確かめてみましょう。

 

うつぶせでまっすぐ寝ます。

ご家族や友人に、足を下に引っ張りながら、かかとをそろえるようにしてもらってください。

 

いかがでしたか?

 

ここでは、右足が短い場合のセルフケアをご紹介します。

 

【右足が短い場合のセルフケア】

Ⅰ.まず、左足の太もも前面をストレッチします。

 

①右足で片足立ちをします。

②左足首を左手でつかみ、お尻のほうへ引き寄せましょう。

③右足の太もも前面が伸びているのを感じながら、5秒間キープしてください。

 

Ⅱ.次に、右足の太もも後面をストレッチします。

 

①台や椅子の上に右足のかかとをのせます。

②上体を倒していきましょう。

③右足の太もも後面が伸びているのを感じながら、5秒間キープしてください。

 

※左足が短い場合は、反対の足で行ってください。

 

Ⅲ.最後に、最初と同じように状態を確認してみましょう。

 

現在症状が出ていなくても、ゆがみが生じている人は多いです。

とても簡単な方法なので、ぜひ試してみてくださいね。

 

(参考:簡単!たったの1分!脚の長さが整います。自分で出来る骨盤矯正―河内小阪)

 

まとめ

いかがでしたか?

 

これまでにもあったように、左右の足の長さが完全に同じ人はほとんどいません。

しかし、日常生活の癖によって、ゆがみがひどくなり、左右差がどんどん大きくなっていくことがあるのです。

 

普段、足を組んだり、かばんをどちらか一方の肩にかけたりといった癖のある方は、今一度ご自身の生活を見つめ直しましょう。

 

現在、ゆがみによる腰痛や肩こりなどの不快な症状にお悩みの方はもちろん、症状は出ていないという方も、今回ご紹介したセルフケアをぜひ試してみてくださいね。